Oxygen Probe型は酸素濃度に比例した出力を出すガルバニック式溶存酸素電極です。電極自身が発生する酸素に比例したmV出力が大きいため、回路で増幅せずにそのままロガーや計装回路に出力できます。電源を必要としないため低消費電力で溶存酸素の測定が行えます。メンテナンスは定期的に隔膜の汚れを掃除する程度で、隔膜が破れない限り交換する必要はありません。

2線式溶存酸素電極、4線式サーミスタ温度素子内蔵溶存酸素電極、5線式白金測温抵抗素子内蔵溶存酸素電極の3つのモデルにmg/L(ppm)、%saturation(水中飽和度)又は%volume(気中酸素濃度)、純酸素ガス用の3つの出力様態を用意しています。

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 特  徴

   □ 電源不要

   □ 安定性がありゼロ調整不要

   □ 大容量の電解液で長期安定出力

   □ 温度補償機能内蔵

   □ 硫化水素に比較的影響されない

   □ 簡単なキャリブレーションと電極再生

   □ 用途に合わせた隔膜



  仕  様

 形式

ガルバニック式

 流速

1cm/sec(最低流速)

 出力

2.5〜5mV/ppm(mg/L)

 インピーダンス

1KΩ

 精度

±2%以内(校正時と同じ温度の場合)

 応答速度

60秒以内(90%応答)

 温度補償

内蔵(サーミスタ)、0〜40℃間において

 寸法

58mm(径)×59mm(長)、ケーブル含まず

 重量

0.2kg(7mケーブル含まず)、0.5kg(7mケーブル含む)

 センサケーブル長

標準7m(オプションで延長可)

 付属品

電解液及び隔膜×5枚、O-リング×5枚、ナイロンタワシ



  2線式溶存酸素電極

  4線式サーミスタ温度素子内蔵
  溶存酸素電極

  5線式白金測温抵抗素子内蔵
  溶存酸素電極

(上図)溶存酸素電極、
出力は、
 ●mg/L(ppm)   型式:D0223M
 ●%sat又は%vol 型式:D0223SV
 ●純酸素ガス用  型式:D0223SVH
の3種類があります。

(上図)4線式サーミスタ温度素子内蔵溶存酸素電極、
出力は、
 ●mg/L(ppm)   型式:D0243M
 ●%sat又は%vol 型式:D0243SV
 ●純酸素ガス用  型式:D0243SVH
の3種類があります。

(上図)5線式白金測温抵抗素子内蔵溶存酸素電極、
出力は、
 ●mg/L(ppm)   型式:D0253M
 ●%sat又は%vol 型式:D0253SV
 ●純酸素ガス用  型式:D0253SVH
の3種類があります。



  アクセサリ

防汚キャップ
防汚キャップは、海洋生物が膜に付着して繁茂するのを防ぐのに有効です。海水で行ったテストでは、このキャップがフジツボに対して特に効果的でした。オキシガード社の溶存酸素電極は隔膜に付着した生物から影響を受けないよう設計されていますが、完全には防げません。

この防汚キャップを取付けることで少なくとも隔膜のクリーニング間隔を伸ばすことができます。但しこの防汚キャップは、小規模の密閉式給水システム(例:0.5m3未満の水)での使用にはお勧めできません。

   

防汚キャップ

オキシクリーン
オキシクリーンは、溶存酸素電極の先端の隔膜に数秒の圧縮空気を送り、隔膜から生物付着を除去することを目的としたものです。短時間の吹き付けは測定に影響を与えることはありません。

オキシクリーンは非常に使いやすく設計されており、電極に固定するだけです。その後、電磁弁で制御されている圧縮空気の供給源に接続します。30分ごとに最大2バールの圧力で5秒間の圧縮空気を吹き付けるだけで、生物付着を軽減します。

OxyGuard AtlanticやCommanderシステムを使用している場合は、ユニット内のタイマーで標準の電磁弁を制御できます。

   

オキシクリーン