miniSVS型は、小型・軽量の音速センサです。音速センサはタイム・オブ・フライト方式で、超音波送受信器と反射板を固定するシャフトを可能な限りゼロに近い熱膨張係数の炭素複合材料注1)を採用することで、様々な環境下でも確度の高い音速データの取得が可能となりました。センサは多様な計測手段の要求にお応えできるようハウジング式や埋め込み式など用意していますので、自立型潜水ロボット(AUV)やCTD計のオプションセンサとしても最適です。オプションセンサとして、温度、深度を用意しています。

1/2パス長は、25mm、50mm、100mmの3種類から選択できます。

【標準出力フォーマット】
通常、電源を入れるとフリーランモードになりますが、コマンドによる応答も可能です。

標準フォーマット(mm/sec) :<space>123456<cr><lf>
その他のフォーマット形式も可能です。

総合カタログPDFダウンロード(2.6MB)




下から順に1/2パス長 25mm、50mm、100mm


 特  徴

   □ 小型・軽量

   □ 低消費電力

   □ 1,375〜1,900m/sの音速測定レンジ

   □ 音速精度±0.017m/s

   □ 最大60Hzの出力データレート

   □ 最大耐圧6,000m



  仕  様

基本センサ仕様

測定項目

測定範囲

精度

分解能

測定原理/センサタイプ

 音速(SVモデル)

1,375〜1,900m/s

±0.017m/s
 (1/2パス長 100mm)
±0.019m/s
 (1/2パス長 50mm)
±0.020m/s
 (1/2パス長 25mm)

0.001m/s

タイムオブフライト方式
(音波発信周波数:2.5MHz)

 温度(SV-Tモデル)

-5〜+35℃

±0.01℃

0.001℃

白金測温抵抗体

 深度(SV-Pモデル)

50、100、500、1,000、6,000dBar

±0.05%F.S.

0.001%F.S.

ひずみゲージ

電気・記録系標準仕様

 出力データレート

1、2、4、8、16、32、60Hzから選択(SVモデル)
1、2、4、8、16、32Hzから選択(SV-Pモデル)
1、2、4、8、16Hzから選択(SV-Tモデル)

 インターフェース

RS-232C(最大通信ケーブル長 200m)又はRS485(最大通信ケーブル長 1,000m)の2ポート、ケーブル結線による切り替え

 通信プロトコル

2,400から115,200ボーレート、データ長8ビット、ストップビット1ビット、パリティ無し

 電源

外部入力:8〜30VDC

 消費電力

0.25W(音速のみ)、0.35W(音速+深度センサ)

ハウジング

 耐圧(材質)

500m(アセタール樹脂ハウジング)、6,000m(チタニウムハウジング)

 材質

アセタール樹脂又はチタニウム(ハウジング)、チタニウム(反射板)、炭素複合材料(シャフト)、ポリカーボネート(センサ窓)

 重量

1kg(ハウジングタイプ)

  注1)複合素材材料は製造ロット毎に英国国立物理研究所で試験が実施され、継続して性能は保証されています。