VA500型は、最新のデジタルシグナルプロセッサを採用することで並外れた範囲と正確さを実現した海底高度計です。海底からの高度をリアルタイムに測定することができ、水中グライダーやROV、AUV、CTD等のセンサとして組み込めます。

500kHzの送信周波数を採用することで、一般に使用されている魚群探知機等のソナー周波数との干渉を低減することが可能となりました。チタニウム製のコンパクトなボディは深さ6,000mまで可能です。多様なビークルに取り付けられるよう、出力はRS232やRS485のデジタル出力に加え0-5V、0-10Vのアナログ出力を標準装備としています。オプションとしてライトアングルモデルやピエゾ抵抗素子タイプの高精度深度センサを組み込んだモデルを用意しています。


【標準出力フォーマット】
一般的なNNEAフォーマット、
$PRVANT, XX.XXXM,XXXX.XXXdBar*hh<cr><lf>
に加え、他社製フォーマットも用意しています。


総合カタログPDFダウンロード(2.6MB)


 特  徴

   □ 小型・軽量

   □ 低消費電力

   □ 高分解能(1mm)

   □ ピエゾ抵抗素子圧力センサ(±0.01%F.S.、オプション)

   □ コネクタ選択可(標準MCBH10F、又は既存機種適合)

   □ 最大耐圧6,000m



  仕  様

基本センサ仕様

 海底高度

測定範囲:0.1〜100m、分解能:1mm、ビーム角:±3°、送信周波数:500kHz、
フットプリント:直径0.10m(計測高度1m)
        直径0.21m(計測高度2m)
        直径0.52m(計測高度5m)
        直径1.05m(計測高度10m)
        直径2.10m(計測高度20m)
        直径5.24m(計測高度50m)
        直径10.48m(計測高度100m)※直径の不確かさは各計測高度でおよそ±10%になります。

 深度(オプション)

測定範囲:100、300、1,000、3,000、6,000dBar、精度:±0.01%F.S.、分解能:0.001%F.S.

電気・記録系標準仕様

 サンプリング方法

連続観測又は、コマンドによるデータ取得

 出力データレート

1、2、4Hz(連続観測)から選択

 出力

デジタル出力:RS232C、RS485(MCBH10Fを選択した場合)、アナログ出力:0〜5V、0〜10V

 通信プロトコル

4,800から115,200ボーレート、データ長8ビット、ストップビット1ビット、パリティ無し

 電源

外部入力:9〜28VDC、消費電流:125mA以下(12VDCにて動作時)

ハウジング

 材質

チタニウム

 耐圧

最大6,000m、但し深度センサに依存

 コネクタ

サブコン社製MCBH10F(チタニウム製)又は、インパルス社製MCBH-6-MP、XSG-6-BCLを選択

 空中重量

1.0kg以下(標準モデル)、1.5kg(深度センサ付モデル)

 寸法

50mm(径)×225mm(長、標準モデル)、50mm(径)×270mm(長、深度センサ付モデル)



  寸法図

(上図)深度センサ付モデル、(下図)標準モデル、
コネクタはサブコン社製MCBH10F

(上図、下図)ライトアングルモデル、
コネクタはサブコン社製MCBH10F