TriLuxは一つのプローブで三役をこなせる蛍光光度センサです。470、530、610、685nmの4つの励起波長から470nm(クロロフィル-a)を基準として、530nm(フィコエリスリン)や610nm(フィコシアニン)、685nm(濁度)から2つの波長を選択できます。同時に異なる3つの波長を励起することで、試験水に存在する異なる植物プランクトンの全残存量を測定することができます。

出力形式は標準でRS232C通信ポートから実数値に変換された値あるいは、0〜5Vのアナログ出力が可能です。オプションでRS422出力も用意されています。単体でのご使用は、専用のケーブルに専用のUSBインターフェースアダプタを繋ぎPCのUSBポートに差し込むだけで測定が行えます。電源はUSBポートから供給される5VをUSBインターフェースアダプタ内で自動的に13.5Vへ昇圧しセンサに供給されますので、別途用意する必要はありません。

チタニウム製のハウジングは2,000mの耐圧で、空中重量190gと水中グライダーやROV、AUV等の多様なビークルへ搭載やCTD等のオプションセンサとしても最適です。

また専用のソフトウェアを付属していますので、単体でリアルタイムに時系列データを記録することもできます。

アプリケーションとして、
 ●藻類の研究
 ●クロロフィル-aの監視
 ●細胞培養の監視
 ●微粒子の研究
 ●係留、鉛直方向のプロファイル観測
 ●ROVやAUVのオプションセンサ
など様々な用途でご使用頂けます。

揚水ポンプと組み合わせて連続観測用のフロースルーセルなど、ご使用の環境に合わせて様々なオプションを用意しています。

総合カタログPDFダウンロード(2.43MB)

















  特  徴

   □ 小型で安価なフィールド用蛍光センサ

   □ 物理単位での出力(デジタル出力時)

   □ 低消費電力

   □ 高速スキャン速度(最大3Hz)

   □ RS出力又はアナログ出力

   □ 低ノイズ・高感度

   □ 濁りによる影響が少ない

   □ 最大耐圧2,000m



  仕  様

 組み合わせ可能例
 (測定対象)

クロロフィル-a+フィコエリスリン+フィコシアニン
クロロフィル-a+濁度+フィコエリスリン
クロロフィル-a+濁度+フィコシアニン

 光源

LED

 励起波長

470nm、530nm、610nm、685nm

 検出波長

685nm

 測定感度

0〜100μg/L(クロロフィル-a)、0〜100FTU(濁度)

 検出限界値

フルレンジの0.1%(代表値)

 サンプリング速度

3Hz〜10秒

 電源

11〜25VDC

 消費電力

1W以下(12VDCにて動作時)

 耐圧

2,000m

 コネクタ

テレダインインパルス社製MCBH-6-MP

 ハウジング材質

チタニウム

 寸法

26.5mm(径)×105mm(長)、バルクヘッドコネクタを含めた全長は140mm

 重量

190g(空中)