Handy Polaris CはHandy Polaris/Polaris 2型の後継機で、NFC(近距離無線通信)タグとクラウドベースのCobáliaソフトウェアを組み合わせた最新のハンディ溶存酸素計です。養殖場において各々の水槽のデータを管理するのはわずらわしいものでした。Handy Polaris Cでは水槽ごとにNFCタグを割り当て、そのタグを読み込んだ後測定することで、水槽ごとのデータとしてハンディ本体のメモリやCobáliaソフトウェアに取り込めます。Cobáliaソフトウェアでは、時間変動のグラフ作成や多変量解析が行えます。メモリはタイムスタンプと日付スタンプを含む2500件のデータセットを保存することができます。

溶存酸素電極は、隔膜式と光学式の2つを用意しています。光学式は、隔膜式に比べ定期的な保守が少ないことや、流速が少ない場所での測定に適しています。表示器は自己診断機能を有しており、故障や電極の安定性など早期発見できます。

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隔膜式


光学式

 特  徴

   □ NFCタグ

   □ 自動キャリブレーション

   □ 自己診断機能(電極及び表示器)

   □ 自動気圧補正機能



  仕  様

電極仕様

測定項目

溶存酸素(隔膜式)

溶存酸素(光学式)

温度(サーミスタ)

 測定範囲

0~60.0ppm
0~600%

0~25mg/L
0~250%

-5~45°C

 精度

±1%

±1%

±0.2°C

 反応速度

20秒以内(90%応答)

15秒以内(90%応答)

-

 温度補償

内蔵(サーミスタ)

内蔵(サーミスタ)

-

表示器仕様

 表示

モノクロ液晶(バックライト付き)

 表示項目

溶存酸素(ppm)、溶存酸素(%)、温度(℃)

 塩分補償

0~59.0ppt(‰)間をプッシュボタンで設定(他の方法で測定した塩分値をキー入力)

 データロギング

2,500データセット、最大99データグループ

 自己診断機能

電極及び表示器、ケーブル、電池残量

 電源

単三形アルカリ乾電池×1本

 電源寿命

最大230日(通常使用時)

 寸法

表示器:98mm(径)×36mm(高さ)、電極(隔膜式):159mm(径)×22mm(長)+ケーブル
                   (光学式):47.5mm(径)×50mm(長)+ケーブル

 センサケーブル長

標準3m(オプションで延長可能)

 付属品

電解液、隔膜×5枚、O-リング×5枚、ナイロンタワシ