SWiFT CTDplus Turbidity型は、SWiFT CTDに新しく開発された濁度センサを組み合わせたモデルです。CTDの温度センサはより応答速度の速いサーミスタ、深度センサは高精度のピエゾ抵抗素子圧力センサを採用し、濁度センサはネフェロメトリー法と後方散乱法の双方のセンサを有し、広範囲の測定が可能となりました。

エンドキャップを1/4回転するだけで主電源のON/OFFができ、主電源のONと同時にGPSによる位置情報が記録されます。水面下では自動でGPSとBluetoothの機能がOFFとなり、水面に引き上げられると同時にBluetooth通信がアクティブとなり、データが直ちに回収でき河口や沿岸調査で投げ込むような感覚で測定が行えます。ソフトウェアはWindows PCやApple社のiPadやiPhone、Androidタブレット等様々なデバイスに対応しております。

ハウジングにはチタニウム(一部アセタール樹脂)を採用しており、耐久性に優れています。観測方法は、1秒インターバルの連続観測、深度インタ―バルのいずれかを選択できます。内部電池はUSBポートにて充電が行え、満充電で約5日間の観測が行えます。

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 特  徴

   □ 小型・軽量

   □ 低消費電力

   □ 最大32Hzのサンプルレート

   □ 0〜4,000NTUの濁度測定レンジ

   □ サーミスタ温度センサ(応答速度:>100ミリ秒)

   □ ピエゾ抵抗素子圧力センサ(精度:±0.01%F.S.)

   □ Bluetooth通信

   □ 最大耐圧500m


  製品紹介


  概  略


  仕  様

基本センサ仕様

測定項目

測定範囲

精度

分解能

センサタイプ
(応答速度)

 深度

500dbar

±0.01%FS

0.001%FS

ピエゾ抵抗素子圧力センサ
(31.25ミリ秒)

 温度

-5〜+35℃

±0.01℃

0.001℃

サーミスタ
(100ミリ秒以下)

 電導度

0〜80mS/cm

±0.01mS/cm

0.001mS/cm

電磁誘導式
(31.25ミリ秒)

 濁度

0〜>1,000NTU(ネフェロメトリー法)注1)、0〜4,000NTU(後方散乱法)注1)、注2)、励起波長:850nm、検出波長:850nm、直線性:0.99R2、検出限界:0.03NTU(ネフェロメトリー法)

 音速注3)

-

±0.025〜0.30m/s

0.001m/s

演算値

 塩分注4)

0〜42PSU

±0.01PSU

0.001PSU

演算値

 密度注5)

990〜1,035kg/cm3

±0.01kg/m3

0.001kg/cm3

演算値

電気・記録系標準仕様

 サンプルレート

最大32Hz

 サンプリング方法

1秒間隔の連続観測又は一定深度間隔によるデータ取得

 インターフェース

Bluetooth v4 - low energy及びUSB接続

 取得認証

技術基準適合証明

 電源

充電式リチウムイオン電池パック内蔵(USBポートを介して充電又は、付属の充電器にて1時間の急速充電で12時間の観測可)

 メモリ

2Gバイト、フラッシュカード

ハウジング

 材質

チタニウム(ハウジング)、アセタール(センサ保護枠)

 耐圧

500m

 重量

2.7kg(空中)、1.65kg(水中)

 寸法

ハウジング 78mm(径)×350mm(長)

その他

 ソフトウェア(対応OS)

Valeport Ocean(Windows10)、Valeport Connect Pathway Edition(iOS8.0以上 iPadOS8.0以上)、
Valeport Connect Pathway Editon(Android 5.0以上)

  注1)懸濁物質に依存します。

  注2)4,000NTU以上は直線性が無いのでルックアップテーブルの参照又は2次校正を行う必要があります。

  注3)直接測定された導電率及び温度、深度から音速を算出します。計算式は標準的なEOS80を用いています。

  注4)直接測定された導電率及び温度、深度から塩分濃度を算出します。計算式は標準的なEOS80を用いています。

  注5)直接測定された導電率及び温度、深度から密度を算出します。計算式は標準的なEOS80を用いています。



  寸法図



  センサ配置(フロント部)

フロント部には、センサプロテクター内に電導度センサ、温度センサ、深度センサがあります。



  LEDインジケータ(エンドキャップ部)

エンドキャップ部には、電池残量(充電状態)及びBluetooth通信、動作状態、GPS受信状態の4つのLEDインジケータがあり、それぞれの状態により色が変化します。例えばBluetooth通信の場合、接続が確立されれば青色が点灯し、確立されていなときは緑色が点灯します。

エンドキャップ部の外枠を1/4回転することで電源のON/OFFができます。