<仕様変更>
miniSVP型の後継機として開発されたSWiFT SVP型は操作のシームレス化を目的に、かつ利便性を高めるために充電式電池を電源とし、Bluetooth通信機能を組み込んだ新しいクラスの水中音速・水温・深度ロガーです。ハウジング耐圧は200mから500mへ、深度センサは高精度のピエゾ抵抗素子圧力センサを採用し、小型・軽量を継承しつつ操作性や精度を高めたモデルとなりました。
エンドキャップを1/4回転するだけで電源のON/OFFができ、電源のONと同時にGPSによる位置情報が記録されますので、河口や沿岸調査等で投げ込むような感覚で測定が行えます。データはBluetooth通信により、Windows
PCあるいはApple社のiPadやiPhoneに直ちに転送できます。
ベールポート社では長年の経験の蓄積から、水中音速及び水温、深度の実測から塩分、密度の演算アルゴリズムを開発しました。このアルゴリズムの精度は塩分で±0.05PSU、密度で±0.05kg/m3です。ハウジングにはチタニウム(一部アセタール樹脂)を採用しており、耐久性に優れております。観測方法は、1秒インターバルの連続観測、深度インターバルのいずれかを選択できます。内部電池はUSBポートにて充電が行え、満充電で約5日間の観測が行えます。
総合カタログPDFダウンロード(2.6MB)
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特 徴 |
□ 小型・軽量 |
□ 低消費電力 |
□ 1,375〜1,900m/sの音速測定レンジ |
□ 音速精度±0.020m/s |
□ ピエゾ抵抗素子圧力センサ(精度:±0.01%F.S.) |
□ 最大耐圧500m |
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基本センサ仕様 |
測定項目 |
測定範囲 |
精度 |
分解能 |
測定原理/センサタイプ |
音速 |
1,375〜1,900m/s |
±0.02m/s (1/2パス長 35mm) |
0.001m/s |
タイムオブフライト方式 (音波発信周波数:2.5MHz) |
温度 |
-5〜+35℃ |
±0.01℃ |
0.001℃ |
白金測温抵抗体 |
深度 |
500dBar |
±0.01% |
0.001% |
ピエゾ抵抗素子圧力センサ |
電導度注1) |
0〜80mS/cm |
±0.05mS/cm |
0.001mS/cm |
演算値 |
塩分注1) |
0〜42PSU |
±0.05PSU |
0.001PSU |
演算値 |
密度注1) |
990〜1,035kg/m3 |
±0.05kg/m3 |
0.001kg/m3 |
演算値 |
電気・記録系標準仕様 |
サンプリング方法 |
1秒間隔の連続観測又は一定深度間隔によるデータ取得 |
インターフェース |
Bluetooth v4 - low energy及びUSB接続 |
取得認証 |
技術基準適合証明 |
電源 |
充電式電池内蔵(USBポートを介して充電又は、付属の充電器にて1時間の急速充電で12時間の観測可) |
メモリ |
2Gバイト、フラッシュカード |
ハウジング |
材質 |
チタニウム、一部アセタール樹脂(ハウジング)、ステンレス(専用錘) |
耐圧 |
500m |
重量 |
3kg(空中)、1.8kg(水中)※専用錘を組み込んだ場合 |
寸法 |
ハウジング 78mm(径)×264mm(長)、78mm(径)×307mm(長)※専用錘を組み込んだ場合 |
その他 |
ソフトウェア(対応OS) |
Valeport Ocean(Windows10)、Valeport Connect Pathway Edition(iOS8.0以上 iPad8.0以上)、 Valeport Connect Pathway Edition(Android5.0以上) |
注1)ベールポート社独自のDASH式に基づく演算。 |
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エンドキャップ部には、電池残量(充電状態)及びBluetooth通信、動作状態、GPS受信状態の4つのLEDインジケータがあり、それぞれの状態により色が変化します。例えばBluetooth通信の場合、接続が確立されれば青色が点灯し、確立されていなときは緑色が点灯します。
エンドキャップ部の外枠を1/4回転することで電源のON/OFFができます。
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